
映画やTVのクレジットで、プロデューサー、監督、演出家や原作者がオープニングやエンドロールに流れるのはご存知でしょう。雑誌にも奥付というものがあり、そこを見ると発行人と編集者の名前があります。つまり、雑誌を発行する責任者が発行人であり、実際に作る責任者は編集者であることを意味します。
編集者は雑誌や本を作るにあたって、実際幅広く仕事をこなします。企画から取材・ライティング、デザイナーやカメラマン、イラストレーターのディレクションや制作指示、校正や入稿に至るまで雑誌作りの全ての工程に携わります。
そこで、社内報やグループ報をどう捉えるかですが、インナーマガジンとも呼ばれるように雑誌の一種だと捉えるべきではないでしょうか。もちろん企業様が発行人です。しかし、ご担当の社員の方々は編集者になるために入社されたわけでも、これから目指されるわけでもありません。企業様も望んではいないはずです。ですから、その問題解決として私たちが存在すると考えます。
私たちはあくまで雑誌の編集者集団として、社内報やグループ報を雑誌と捉えてつくっています。雑誌は印刷会社やコンサル会社、デザイン会社がつくるのではなく、プロの編集者のいる編集会社がつくるのは、至極当たり前のことだと思っています。

